-入学から卒業、卒業後を見据えた基本方針-

明倫短期大学は、歯科技工士、歯科衛生士という、我が国においてこれからますます大切になる役割を担う医療技術者を育成するため、これら誇りある職業をめざそうとする意欲をもつ皆さんの入学を歓迎します。

歯科技工士、歯科衛生士は「国家資格」です。国家資格とは「法律に基づいて国が実施する試験により、専門の知識や技能が一定の段階以上に達していることを確認し、その結果、専門職としてその業務を行うことを許可する」ものです。

国家試験に合格した方のみが資格を手にし、それぞれの業務を行うことを許されます。国家資格を持たずにそうした業務を行うことは違法とされます。言い換えれば他の公的資格や検定などと違い、国家資格を有して業務を行う方は「国によって保護されている」のです。

明倫短期大学は、歯科技工士、歯科衛生士を養成・育成する使命を担う短期大学として次のような教育を行い、国家資格取得をめざした対応を行います。

1.入学者選抜

本学の入学者の受け入れについては、歯科技工士、歯科衛生士の国家資格取得とそれぞれの職種への就業意欲を重視しています。

2.基礎力向上のために

それぞれの国家試験に合格するためには、本学で学ぶ専門科目のほか、最低限の国語の知識が必要です。このため入学後の基礎教育において徹底してその能力の向上を図ります。

3.国家試験合格と医療技術者養成のために

本学の教育課程においては、すべて国家試験に合格することを目標に、意欲ある学生と向き合って理解・実践できるまで指導を行います。これによりそれぞれの国家試験の合格はもちろんのこと、社会から求められる医療技術者の養成を図ります。

4.国家試験合格を目指す教育

本学の教育は国家試験の合格を目標とすることから、指導者が綿密な教育を、最善を尽くして行います。国家試験に合格できる基礎知識・技能を獲得したことを客観的に評価するため、各学年において進級等の判定を行い、次学年への教育を円滑にすすめるようにします。

5.使命を果たすために

本学の教育課程を経て国家試験に合格するため、教育課程外の指導も行います。さらに歯科技工士、歯科衛生士を養成・育成する使命を担う短期大学として、合格・卒業・就業後の支援も手厚く行っていきます。