明倫短期大学学長 宮﨑 秀夫

 健康長寿を目指している日本は「人生80年」の時代となっています。長生きをして最高の楽しみは、「おいしく食べ、おしゃべりする」ことです。この楽しみを実現するには「歯」の存在を忘れることはできません。

 そこで登場する、歯科医療を専門とするスペシャリスト—-歯科技工士、歯科衛生士は、国家資格であり、それぞれ特殊な知識と技術を有するプロです。この資格を有する人だけに許される、崇高な、やりがいのある仕事です。これらのプロを育て,教育しているのが私たちの明倫短期大学です。

 明倫短期大学は、昭和34年に歯科技工士、歯科衛生士の養成を目的に設立された歯友会養成校を前身として、平成9年に開学した医療技術系の大学です。

 建学の精神は、「人格の陶冶」「知識・技術の修得」「社会への医療技能の還元」です。診療の現場において、患者さんと十分なコミュニケーションをとることができる人間となるために「人格の陶冶」を心がけます。在学中に身につけた「知識と技術」を世の中の人々に役立てることで「社会への医療技能の還元」という使命を果たします。

 地域に密着し、そこに生活するすべての人々の口腔(こうくう)の病気や障害を治療し、健康で心豊かな社会生活を送っていただくことにかかわる専門職業人を育てています。約6000名の卒業生が全国各地で活躍しています。

 明倫短期大学は、今、時代が求めているプロを育てるために、有能で教育熱心な教員による、綿密に編成されたカリキュラムを作り上げているとともに、快適で楽しい学生生活のために学生支援システムを充実させています。