国家試験科目
単位
1単位(必修)
開講
第2学年 前期 30 時間
担当教員
天池千嘉子 助教
江川広子 教授
髙橋功次朗 非常勤講師
大島邦子 非常勤講師
☆は実務経験のある教員
授業の方法
講義 | ○ |
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演習 | |
実習 | ○ |
アクティブ・ラーニング
PBL | |
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反転授業 | ○ |
ディスカッション、ディベート | |
グループワーク | |
プレゼンテーション | |
実習、フィールドワーク |
ディプロマポリシー | 関連性 |
---|---|
1.医療人としての思いやりの心と倫理観 | |
2.進んでチーム医療・福祉に貢献できるコミュニケーション能力 | |
3.歯科衛生士として必要な歯科保健・医療・福祉の知識 | ◎ |
4.臨床等の現場で必要な歯科保健・医療・福祉の技術 | |
5.自ら問題解決できる探求心・向上心 | |
6.人々の健康長寿を目指した口腔保健管理の実践 |
授業科目概要
【小児歯科学】
小児は身体的、精神的、社会的に発育途上ににあり日々変化してゆくので、正常な成長発育の過程を理解し、これを阻害する因子を早期に発見して除去して、個性に基づく健全な成長発育を導いてゆくことが大切である。このために小児の成長発育、小児う蝕の治療および咬合誘導に関する知識を修得する。とりわけ歯科衛生士は医学的知識のみならず、心理学、保育学、行動科学などの広範な知識とそれらを臨床の現場で実践する態度や技術が求められる。歯科医師・歯科衛生士、小児歯科患者、保護者を小児歯科治療三角と呼び、これらの緊密な連携が必要である。
【矯正歯科学】
頭蓋・顎顔面領域における成長発育およびそれにともなって変化する歯列・咬合関係、正常咬合の要件、不正咬合の種類、障害および治療方法、口腔衛生への影響等を知るためには歯科矯正学の基本的内容理解は不可欠である。本講義では、歯科矯正学の基本的知識、歯科矯正治療の概要ならびに矯正臨床における診療補助について修得する。
学習目標(一般目標)
【小児歯科学】
小児の身体的成長と機能的発達おおび精神発達を理解した上で、小児期に生ずる口腔疾患とその処置法、また、小児患者の年齢にあった予防処置を理解する。
【矯正歯科学】
歯科衛生士として適切な診療補助を行うために必要な歯科矯正学についての基本的知識および矯正歯科治療に関わる診療補助の基本的事項について修得する。
学習目標(到達目標)
【小児歯科学】
1.小児の成長発育を説明できる。
2.歯の萌出と交換、歯列咬合の変化を説明できる。
3.小児の精神発達を理解し、年齢にあった対応ができる。
4.乳歯う蝕の特徴と乳歯の歯冠修復、歯内療法を説明できる。
5.小児の外科的処置および薬物療法を説明できる。
6.咬合誘導装置、口腔習癖除去装置の種類と意義を説明できる。
【矯正歯科学】
1. 矯正歯科治療の意義と危険性を説明する。
2. 矯正歯科治療の種類と開始時期を説明する。
3. 矯正歯科治療における歯科衛生士の役割を説明する。
4. 正常咬合の概念について説明する。
5. 正常咬合のもつべき要件を説明する。
6. 不正咬合の種類、特徴および原因を説明する。
7. 不正咬合によって生じる障害を説明する。
8. 矯正歯科治療における検査と診断のプロセスを説明する。
9. 矯正歯科診断に必要な検査および分析方法を説明する。
10. 側面頭部エックス線規格写真分析について概説する。
11. 矯正装置の分類、構造、機能および適応を説明する。
12. 全身の成長発育様相を概説する。
13. 頭蓋・顎顔面の成長発育について概説する。
14. 歯の移動様式および固定を概説する。
15. 歯の移動と組織反応を概説する。
16. 矯正力と顎整形力の違いを説明する。
17. 保定の定義と主な装置を説明できる。
18. 口腔筋機能療法について説明する。
19. 矯正歯科用器具の名称と使い方を説明する。
成績評価方法
定期試験(100%)
成績評価基準
定期試験(国家試験に準拠)
60点以下は再試験とする。
試験・課題のフィードバック
問題用紙は回収しない。後日正答と解説を公表する。
学修成果 (評価の目安)
【小児歯科】
◎理想的な達成レベル
1.小児の成長発育について説明できる【思考・判断】
2.小児の心理的,精神的発達段階を判断し,対応できる【判断・関心・表現】
◎標準的な達成レベル
3.小児の歯科診療内容について説明できる【思考・関心・意欲】
【矯正歯科学】
◎理想的な達成レベル
1.正常咬合と不正咬合の種類、原因およびそれに伴う障害がわかる。【思考・判断】
◎標準的な達成レベル
2.不正咬合の診断方法がわかる。【判断・関心・表現】
3.矯正装置の種類と作用、矯正歯科治療に必要な力学と生体反応がわかる。【思考・関心・意欲】
達成度の評価
ディプロマポリシー | 定期試験 | レポート | 課題 | 受講態度 | 合計 |
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1 | |||||
2 | |||||
3 | 100 | 100 | |||
4 | |||||
5 | |||||
6 | |||||
合計 | 100 | 100 |
指定教科書
【小児歯科学】
歯科衛生士シリーズ 小児歯科学(医歯薬出版)
【矯正歯科学】
歯科衛生士シリーズ 歯科矯正学 第2版 (医歯薬出版)
参考図書等
舌のトレーニング(わかば出版)
参考資料はmoodleに公表する。
留意事項
・国家試験科目