単位
2単位(必修)
開講
第1学年 後期 60 時間
担当教員
☆天池千嘉子 助教
☆江川広子 教授
☆渡邉美幸 講師
☆高橋明恵 助教
伊藤優莉 助教
☆は実務経験のある教員
授業の方法
講義 | ○ |
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演習 | ○ |
実習 | ○ |
アクティブ・ラーニング
PBL | |
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反転授業 | |
ディスカッション、ディベート | |
グループワーク | ○ |
プレゼンテーション | |
実習、フィールドワーク | ○ |
ディプロマポリシー | 関連性 |
---|---|
1.医療人としての思いやりの心と倫理観 | |
2.進んでチーム医療・福祉に貢献できるコミュニケーション能力 | |
3.歯科衛生士として必要な歯科保健・医療・福祉の知識 | ◎ |
4.臨床等の現場で必要な歯科保健・医療・福祉の技術 | ◎ |
5.自ら問題解決できる探求心・向上心 | |
6.人々の健康長寿を目指した口腔保健管理の実践 |
授業科目概要
歯科診療補助に必要な基礎的知識・技術のうち、コミュニケーション能力を必要とする受付応対・事務の実際について学び、歯科診療補助を行う際に必要な全般的な知識・技術を理解するにあたり、術者との共同動作や対面行為の実際について学ぶ。
歯科診療補助に必要な歯科材料の性質と取り扱い方を学ぶ
歯科医院や附属歯科診療所における勤務経験を通して、実践的な歯科診療補助について講義・実習をする。(江川・渡邉・天池・高橋)
学習目標(一般目標)
1.歯科診療所の受付業務について知識・技術を習得する。
2.歯科診療の補助を理解し、患者に対する直接対面行為の実際を習得する。
3.各種歯科材料の基本的な性質と取り扱い方を理解する。
4.歯科診療に使用される器械・器具についての理解を深め、歯科医師、診療所内スタッフ、患者にとって安全な管理及び取り扱いの知識・技術を理解する
学習目標(到達目標)
【受付応対・事務】
1.歯科診療所受付の必要性が説明できる。
2.受付応対の仕事内容の説明ができる。
3.各種医療保険と給付の説明ができる。
4.診療録の患者情報の記載ができる。
5.診療録の保管について説明ができる。
6.時間予約制、リコール制について説明ができる。
7.患者連絡用の文書作成ができる。
8.受付業務での日常用語の使い方が説明できる。
9.患者応対の作法、電話応対のロールプレイングができる。
【直接対面行為】
1.歯科診療補助の意味が説明できる。
2.共同動作の意義と術者と補助者の位置と姿勢が説明できる。
3.診療室の環境整備が説明できる。
4.薬品の管理方法が説明できる。
5.患者誘導、ポジション、姿勢、ライティングの基本が説明できる。
6.器材の受け渡しの基本が説明できる。
7.口腔内洗浄・バキューム操作法について説明できる。
8.ラバーダム防湿法の目的、前準備、術式、留意点について説明できる。
9.各々対象者にあった患者介助の方法が説明できる。
10.スタディモデル模型作製の目的、前準備、術式、留意点について説明できる。
11.各歯内療法処置における診療の補助が説明できる.
【歯科材料実習】
1.日常の臨床で頻用される衛生材料の種類とその用途を理解し、各種材料を的確にかつ敏速に作製準備ができる。
成績評価方法
以下のものにより総合判定する.
1.定期試験50%
・受付応対事務 30%
・直接対面行為 70%
2.実技試験50%
・直接対面行為 100%
成績評価基準
【定期試験】(100点)
「受付応対・事務」(30%)
講義内容の範囲より、選択問題・筆記問題とする。
なお、筆記問題は、重要なキーワードを使い、論理的に簡潔にまとめているかをみる。
「直接対面行為」(70%)
国家試験に準じた選択問題、筆記試験問題からなる。
筆記試験問題は、重要なキーワードの数・使用方法・読みやすさ・独自の考え方などをみる。
【実技試験】(100点)
「直接対面行為」
・印象・模型作製:印象材・石膏の取り扱い,模型の完成度等により評価(40%)
・バキューム操作:バキューム把持法,基本操作等により評価(40%)
・ラバーダム防湿法:装着術式,時間内での完成度、使用器具名等について評価
(20%)
定期試験および実技試験は100点満点とし,それぞれが60点以上を合格とする.
不合格の場合については各々について再試験を行う.
試験・課題のフィードバック
筆記試験
問題用紙は回収しない
解答は教室に掲示する
質問や採点などに疑問がある場合には答案返却後3日以内に担当教員に申し出ること
実技試験
試験後に試験内容および結果についてフィードバックを個々に行う
不足分については補習を行う
学修成果 (評価の目安)
【受付応対事務】
◎理想的な到達レベル(秀・優レベル)
①歯科診療所における受付業務ができる【知識・理解】
◎標準的な到達レベル(良・可レベル)
①歯科診療所における受付業務の重要性が分かる【知識・理解】
【直接対面行為】
◎理想的な到達レベル(秀・優レベル)
①歯科診療所の環境・整備について説明することができる【知識・理解】
②歯科診療における患者対応を説明できる【知識・理解】
③共同動作の概念を述べることができる【知識・理解】
④ラバーダム防湿の器具と用途について説明できる【知識・理解】
◎標準的な到達レベル(良・可レベル)
①適切なポジショニングができる【技能】
②アルジネート印象材で石こう模型(平行模型)ができる【技能】
③4ハンドテクニックによりバキューム操作ができる【技能】
④マネキン顎模型上でラバーダム防湿法(1歯露出)の実施ができる【技能】
【歯科材料実習】
◎理想的な到達レベル(秀・優レベル)
① 各種歯科材料が適正な状態に作成できる
◎標準的な到達レベル(良・可レベル)
① 試験に合格すること
達成度の評価
ディプロマポリシー | 定期試験 | レポート | 課題 | 受講態度 | 合計 |
---|---|---|---|---|---|
1 | |||||
2 | |||||
3 | 45 | 45 | |||
4 | 45 | 10 | 55 | ||
5 | |||||
6 | |||||
合計 | 90 | 10 | 100 |
指定教科書
デンタルスタッフのクリニカルマナー~歯科医院における受付・患者対応と事務~(医歯薬出版)
最新歯科衛生士教本 歯科診療補助論第2版(医歯薬出版)
最新歯科衛生士教本 保存修復・歯内療法(医歯薬出版)
基礎実習(明倫短期大学)
教科書にない部分はプリントを配布する
参考図書等
不明なことは図書館を利用し調べること。
留意事項
・国家試験科目
・パソコン、ビデオ等も使用する。
・知識として理解するだけでなく、実際に滅菌・消毒を行えるようにする。