国家試験科目
単位
1単位(必修)
開講
第2学年 前期 30 時間
担当教員
☆小野和宏 非常勤講師
江川広子 教授
高橋明恵 助教
☆は実務経験のある教員
授業の方法
講義 | ○ |
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演習 | |
実習 | ○ |
アクティブ・ラーニング
PBL | |
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反転授業 | |
ディスカッション、ディベート | |
グループワーク | |
プレゼンテーション | |
実習、フィールドワーク |
ディプロマポリシー | 関連性 |
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1.医療人としての思いやりの心と倫理観 | ○ |
2.進んでチーム医療・福祉に貢献できるコミュニケーション能力 | |
3.歯科衛生士として必要な歯科保健・医療・福祉の知識 | ◎ |
4.臨床等の現場で必要な歯科保健・医療・福祉の技術 | ◎ |
5.自ら問題解決できる探求心・向上心 | |
6.人々の健康長寿を目指した口腔保健管理の実践 |
授業科目概要
口腔顎顔面領域の疾患には、口腔に原発する疾患、口腔から全身に影響を与える疾患、全身疾患の部分症として現れる疾患がある。
それぞれの原因、症状、治療法および口腔外科治療に関連する臨床検査、麻酔、救急蘇生法について理解する。
また、歯科衛生士としての診療における役割とその実際面について習得する。
新潟大学医歯学総合病院における口腔外科治療の実務経験を通して、実践的な知識・技能を講義する(小野)
埋伏智歯抜歯の術式を理解し、実践的な歯科診療補助のための器材と使用順の受け渡し並びに術後のメインテナンスについて講義・実習をする。(江川)
学習目標(一般目標)
口腔外科疾患の処置・手術・麻酔に当たっては、病気の全体像(発症原因と予後)を理解した上での介補を行うことができる。
学習目標(到達目標)
① 齲蝕・歯周病以外の、様々な口腔疾患の病態・治療法について理解する
② 口腔疾患治療の際、歯科衛生士としての診療補助に必要な知識を得る
・抜歯および歯科小手術
(埋伏歯抜歯・歯槽骨形成手術・歯根尖切除術・インプラント等)
③ 口腔疾患の治療の際の、注意事項について理解し、
周術期の流れを考えて患者に説明できる
・小手術後の注意事項等
④ 歯科で用いる麻酔について理解する
・全身麻酔法・局所麻酔法・精神鎮静法
⑤ 治療中の緊急事態に対処できる
・歯科治療上の気分不快症状について理解し・対応できる
・心肺蘇生ができる
⑥ 埋伏智歯抜歯の歯科診療補助ができる
成績評価方法
以下のものによる総合判定とする
① 定期試験 70%
② 課題(小テスト) 20%
③ 受講態度 10%
成績評価基準
① 定期試験
国家試験に準じた選択問題と筆記問題を出題する。
筆記問題は、重要なキーワードの数・使用方法・読みやすさ・
独自の考えなどをプラス評価する。
② 提出課題
③ 受講態度
ただし、定期試験に不合格の場合には再試験を行う。
試験・課題のフィードバック
試験問題は回収しない。
正答を示すとともに、必要に応じて、問題解説の補講を行う。
学修成果 (評価の目安)
◎理想的な達成レベル(秀・優レベル)
① 口腔外科小手術など、周術期の一連の流れを考えて介補を
考えることができる
② 有病者の治療の際の注意事項を理解している
◎標準的な達成レベル(良・可レベル)
① 口腔外科疾患の基本を理解している
② 口腔外科疾患の治療の流れと、歯科衛生士の補助を理解している
③ 患者に、術前・術後の説明ができる
達成度の評価
ディプロマポリシー | 定期試験 | レポート | 課題 | 受講態度 | 合計 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 10 | 10 | |||
2 | |||||
3 | 50 | 20 | 70 | ||
4 | 20 | 20 | |||
5 | |||||
6 | |||||
合計 | 70 | 20 | 10 | 100 |
指定教科書
最新歯科衛生士教本
「顎・口腔粘膜疾患 口腔外科学・歯科麻酔学」(医歯薬出版)
教科書にない部分は補完のためにプリントを配布する
参考図書等
教科書にない疾患、治療法、歯科衛生士として必要な知識は、図書館等で調べること。
留意事項
臨地・臨床実習のための基本的知識を学びます。
齲蝕・歯周病以外の種々の疾患についても知識をつけてください。