新型コロナウイルス感染症の見通しが明確でない状況にありますが、本学では基本的な感染対策を講じつつ、学生に質の高い教育環境を提供するため、以下のとおり新たな日常に向けた教育研究・大学運営に取り組んでいます。

学修支援体制について

学生・教員へのオンライン授業にかかる支援体制の整備

新入生に対しては入学後、オンライン授業への参加方法に関するガイダンスを行っています。また、在学生がオンライン授業に参加する際、接続等のトラブルにより参加が困難な状況にある場合は、学生総合支援センターが電話等により対応し、接続のサポートをしています。教員向けの支援として、オンライン授業の実施に関する研修会や、対面とオンラインのハイブリッド型授業の実施手順に関する手引きの配布等を行っています。

感染状況を踏まえた授業実施や学生罹患時等にかかる欠席の取扱いの指針の策定・運用

感染状況に応じて、オンライン授業やハイブリッド授業を行い対応しています。また、学生罹患時等にかかる欠席の取り扱いについては、本学が定める「感染者等発生時対応マニュアル」により指針を策定し、運用しています。

オンライン授業のための学内環境の整備・見直し

オンライン授業において、教室によってはWi-Fiが繋がりにくいとの意見が学生より寄せられたことを踏まえ、学内にWi-Fiアクセスポイントを増設し、整備を進めています。

障害のある学生に対する必要な配慮の把握と支援策の実施

入学手続時において、修学時特別支援の申し込みを受付しており、申込者には入学前にヒアリングを行い、必要な配慮に関する把握に努めています。ヒアリングに際しては、遠方や感染状況を踏まえ、オンラインによるヒアリングも可能としています。ヒアリング後、関係委員会において支援計画書案を作成し、本人および保証人への説明・同意のもと、支援計画書を策定し、特別支援を行っています。

学修上の学生ニーズの調査及び把握、調査結果を踏まえた支援策の検討・見直し

毎年授業評価アンケートを実施し、集計結果をFSD(本学教職員向けの研修会)において共有し、授業の改善に努めています。本研修会には、学生会より学生の代表者にも参加いただいており、学生の意見を授業改善に活かす機会としています。

授業動画のアーカイブ化

デジタルコンテンツ準備科目を設定し、当該科目の授業動画の録画・編集を進めています。授業動画については専用ファイルサーバーへアップロードしており、学生が授業時間外でも学ぶことができるよう、アーカイブ化を進めています。

新型コロナウイルス感染症の影響によりやむを得ず欠席した学生への追加的学修支援

やむを得ず欠席した学生については、「感染者等発生時対応マニュアル」に基づき、追加的学修支援を行うこととしています。また、濃厚接触者や感染後体調が回復した学生については、ハイブリッドを含めたオンライン授業への出席を可能とし、対応しています。

学生支援の強化に資する取組み

対面を前提としない学生相談(支援)業務の実施

学生相談について、対面に加えてオンラインによる相談も可能としています。

学生相談体制や学生支援に係る広報活動の実施

修学時特別支援については、学生募集要項において周知を行い、入学試験合格者に対し、入学手続要項等により案内をしています。また、在学生向けには学生生活ガイドブックにより、支援に関する周知を図っています。
学生相談体制や学生支援に関する事項については、新入生オリエンテーションや学生生活ガイドブックにより、周知を図っています。

学生の健康管理に関する情報発信・注意喚起や罹患時対応に係る情報発信

感染症に対する注意喚起として、定期的に学生にメール配信するとともに、昼食時において学内放送により注意を行っています。また、長期休暇前に学生に対する感染対策指針を定め、休暇中の行動や休暇後の登校時における注意について周知を図っています。万が一新型コロナウイルス感染症に罹患した場合は、「感染者等発生時対応マニュアル」に基づき対応しています。

学生の心身をケアするための専門人材の整備

月に2回程度、専門のカウンセラーに来校いただき、学生相談に対応しています。

学生同士のネットワーク化を支援する取組

本学が利用するグループウェアを活用し、課外活動のクラブ毎のグループ設定により、チャット等で交流を行えるよう学生同士のネットワーク環境の整備を進めています。

学生支援上の学生ニーズの調査及び把握、調査結果を踏まえた支援策の検討・見直し

学生生活アンケートの実施により、学生の心身の健康状況等を把握し、身体を動かす学生イベントの企画・実施や、学生相談体制の強化等に活かしています。アンケートの集計結果については学生にフィードバックするとともに、教職員間で情報共有をしています。

学生の課外活動における感染症拡大防止等に関する大学等としての取組の実施

令和4年度の学園祭「明倫祭」について、開催時期の感染状況を鑑み、学園祭としての実施を中止し、学内学生向けの交流イベントとして、感染対策を講じて開催しています。

地域貢献に資する取組

地域貢献活動のオンライン等の活用や感染症対策を実施した上での継続的な実施

本学の歯科衛生士学科では、実習生が小学校や保育園等に赴き、歯科保健指導の実習を行っています。令和4年度では、近隣の小学校の小学生に対し、当該実習生によるオンライン歯科保健指導実習を行っています。

大学運営の高度化に資する取組

すべての教職員を対象に在宅勤務・研究や時差出勤、特別休暇等を定めた規程等の整備

新型コロナウイルス感染症対策として、全ての教職員を対象とした在宅勤務規程を整備しています。

感染状況に応じた業務継続のためのガイドライン等の策定、運用

感染状況に応じた業務継続のためのガイドラインについて、「感染者等発生時対応マニュアル」を策定し、運用しています。