明倫短期大学

明倫短期大学は、新潟市西区にある、歯科技工士・歯科衛生士を養成する短期大学です。

学長通信

戴灯式を行いました

2017年9月28日

 9月の下旬、後期の授業が開始して程なく、歯科衛生士学科では学科の行事として戴灯式が行われます.本年は9月23日、勤労感謝の日に挙行されました.

図1 歯科衛生士学科長から実習生に火の灯ったローソクが渡されます.

 本学の歯科衛生士学科では、3年間の教育課程の中で1年半の講義と基礎実習が終了すると、診療室などで患者さんと対面する臨地・臨床実習が始まります.これらの実習は本学の附属診療所における実習だけでなく、保健・医療・福祉のいろいろな臨床の場において、患者さんや入所者の方々に直接対面した臨床実習を行っています.
 これらの実習を行うに先立って、実習生としての心構えをしつかりと再認識して、「何か人の役に立つ仕事がしたい」と歯科医療職を選んだ初心を思い出し、気持ちを新たにする場として、本学では戴灯式を挙行しております.
 学生たちは、保護者、教員や来賓の方々に見守られる中、先輩が灯した「看護の精神」を表すローソクの灯をひとり1人受け継ぎ、歯科衛生士を目指す決意を胸に刻みました。間もなく、様々な病院や施設での初めての実習に向かいます。

 

 「歯科医療や口腔介護の臨床現場で活躍するためには、基礎学理に裏付けされた実践的な知識と技術を遂行する能力に加えて、それをなしとげる思いやりのこころが必要」です。歯科衛生士という業務の長い歴史の中で、その技術と精神は、今日のこのローソクの灯(ともしび)のように先輩から後輩へと受け継がれてきました。

 

図2 在学生が学長に対して心構えを宣誓します.

図3 ローソクを受け取った実習生が共に宣誓します.


 戴帽式・戴灯式の起源は、西洋において修道女が自分の一生を神に身を捧げる誓いをたてる儀式の際に、いばらで作った冠を被っていたことを手本に、ヨーロッパやアメリカの看護師養成所がこのような儀式取り入れたことが始まりのようです.
 近年になって男性の看護師や歯科衛生士の出現、その他の種々の理由で臨床の場からナースキャップが使用されなくなり、戴帽式はローソクの灯を先輩から後輩へと受け継ぐ戴灯式へとかたちを変えてきています.
 しかし、近代看護の生みの親であるナイチンゲールの精神を受け継ぐという意味を持つ行事であることは言うまでありません.種々の場所での臨地・臨床実習を経験して大きく豊かに成長する、今年の戴灯式に臨んだ学生の活躍を期待したいものです.


図4 臨地・臨床実習のいろいろな場での実習生の活躍の様子.